心と体が一致しない

診察

体は動いても心と脳は疲れているかも

現代人は仕事にプライベートにと時間に追われています。趣味でさえもやりすぎが多く、動いていないと落ち着かないという依存のような状態になりがちです。何もせずにゆっくりすることができないので、実は心や脳が疲労しています。体は食事や多少の睡眠でもある程度復活しますし、忙しく熱中している時にはアドレナリンも出るので疲労を感じにくいです。だからこそ、心と脳の疲労に気づきにくいのです。仮面デプレッションはそんな心や脳、体のバランスが崩れたときに症状が出始めます。仮面デプレッションとは仮面うつとも呼ばれ、見た目は元気で異常がないように見えます。特徴として、精神的なことよりも軽微な体の不調が多くなります。胃痛や過敏性大腸や不眠など、続くと体もだるくなってきます。内科に行くと問題がなく、疲れや一時的な体の反応と判断されることも多いです。これでは根本的な仮面デプレッションの治療はできません。そこで専門的な医師にかかることが重要です。小さな不調でも積もりに積もったり続くようだと、だんだんと大きなトラブルに発展してしまいます。体の不調から本格的な精神的な負担にまでなるので、早めに気づいて精神的にも肉体的にも休息を取ることが重要なのです。そのためには何が負担になっているかを専門家によって引き出してもらい、気づくことが健康的な生活の第一歩になります。今はストレスの他にも脳に負担になる、スマートフォンやパソコンに割く時間も多くなっています。子供から大人まで意識がないままに、ストレスを受けて発症することも多いです。ですから、体の不調を簡単に考えずに、気になるなら相談することが重要です。

仮面デプレッションでは体の些細な不調から始まることが多いです。それがずっと続く、理由が見当たらないなどの場合は専門家の意見や診断を受けてみましょう。診断自体は難しいことはないので気構えなくても大丈夫です。しかも、医療機関なら大半は保険診療も可能ですので、高額で気軽に利用できないということはありません。もちろん、保険診療外の踏み込んだ取り組みをしていることもあります。自分の症状や困っていることと照らし合わせて、どの機関を利用すればいいかは決めればいいだけです。どんな症状でつらいのかや日常生活のことを聞かれますが、正直に話すだけでよく、話がまとまっていなくても問題ありません。うまく会話をしようとしなくて良いので、ありのままの状態を説明します。話すことで自分の中でも落ち着いて見返すこともできますし、専門家の医師やカウンセラーはどの部分が引っ掛かるのかを分析します。そこから、気持ちを和らげたり、悩みの根源を解消して休まるように導いてくれます。場合によっては抗うつ剤などの薬を利用するケースもあります。脳や神経に関する部分でうまく信号が送られないと、それが原因で仮面デプレッションになることもあります。それを正すには適切な薬も必要になることもあります。専門家による内面的なアプローチと、薬のアプローチで心と脳も安心感が増してきます。精神的な休息が得られるようになると、自然と体に出ていた症状も改善してきます。内側の心の不調を改善しない限り、体の不具合は一瞬良くなっただけにすぎません。だからこそ専門家にかかることが重要です。

Copyright© 2019 基礎知識を身につけてから適切な科を受診しよう All Rights Reserved.